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結論:日本ではどこで買う?
日本に住んでいるなら、IOSTは金融庁の登録一覧で取扱銘柄にIOSTが載っている4社――Coincheck(コインチェック)、OKJ、BitTrade(ビットトレード)、Binance Japan――で買うのが基本です。本人確認書類で口座開設を済ませ、銀行振込で日本円を入金し、「取引所」(板取引)の画面で指値注文を出す。これがいちばん安く、しかも日本の利用者保護ルールの内側にとどまれる買い方です。
IOSTにとって、日本は少し不思議な市場です。IOSTを扱う登録業者の数はアジアのどの国よりも多く、業界団体のグリーンリストにも入っていて、IOSTの経営陣自身が日本を「最大のコミュニティ」と呼んでいます。それなのに、円建ての板は韓国のウォン市場と比べるとかなり薄いのが実情です。この「上場は多いのに板は薄い」という組み合わせが、アプリでどのボタンを押すか、一度にどれくらいの金額なら価格を動かさずに注文できるかといった、このページで扱う実務的な判断のほとんどを左右します。
このページは、日本在住の方が「IOSTを買いたい」「持っているIOSTのエアドロップや税金が気になる」と思ったときに必要な情報を一か所にまとめたものです。取引所選び、販売所の落とし穴、エアドロップの配布スケジュール、ステーキングと貸暗号資産の違い、雑所得の扱い、そして海外取引所を使うリスクまで、順番に見ていきます。IOSTそのものの基本がまだあやふやな方は、先にIOSTとはを読んでおくと話がスムーズです。
法律・金融庁・取引所の役割
日本の暗号資産ニュースでは、法律・規制当局・取引所の判断がごちゃまぜに語られがちです。まずはこの3つの層を分けて考えましょう。法律の面では、取引所は資金決済法にもとづく「暗号資産交換業者」として登録を受けています。2026年7月15日には、暗号資産の規制を金融商品取引法(金商法)へ移す改正法が国会で成立しました。暗号資産は有価証券とは別の金融商品として位置づけられ、インサイダー取引規制、相場操縦や風説の流布に対する課徴金、発行者・取引所・報酬を受け取って宣伝する人への情報開示義務が新たに設けられます。施行は公布から1年以内に政令で定める日とされていますが、私たちが確認した時点では具体的な日付はまだ決まっていませんでした。
規制当局は金融庁と各地の財務局です。登録業者の一覧と、各社が扱う銘柄のリストを公表しています。取引所には、顧客の暗号資産の大部分をコールドウォレットで管理し、顧客から預かった日本円を信託で分別管理する義務があります。自主規制を担うのがJVCEA(日本暗号資産等取引業協会)で、新規上場の審査を行い、「グリーンリスト」を公表しています。グリーンリストは、3社以上の会員が取り扱っていて、最初の取扱いから6か月以上たち、協会による条件が付いていない銘柄の一覧です。IOSTはこのリストに入っています。
3つめの層が取引所ごとの判断です。IOSTを上場するか廃止するか、ステーキングや貸暗号資産を提供するか、エアドロップに対応するか。これらは各社が独自に決めます。ある取引所がIOSTの取扱いをやめても、それはその会社のビジネス上の判断であって、金融庁がIOSTというコインそのものを否定したわけではありません。「IOST 上場廃止」というニュースを見たら、まずどの層の話なのかを確かめるのがコツです。
IOSTを扱う国内取引所
金融庁の登録一覧には27社の暗号資産交換業者が載っていますが、IOSTを扱っているのはそのうち4社だけです。多くの人が最初に口座を作るbitFlyer、bitbank、GMOコイン、SBI VCトレードは、IOSTを扱っていません。「大手で口座を作ったのにIOSTが見つからない」という声が多いのはこのためです。IOSTを買う人の目線で4社を比べると、次のようになります。
| 取引所 | 金融庁の登録番号 | IOSTの取引形態 | IOST購入者向けメモ |
|---|---|---|---|
| Coincheck | 関東財務局長 第00014号 | IOST/JPYの板取引+販売所 | 国内初上場(2020年9月8日)。メイカー0.05%・テイカー0.10%。貸暗号資産あり、エアドロップは半年ごと |
| OKJ(旧OKCoin Japan) | 関東財務局長 第00020号 | IOST/JPYの板取引+販売所 | 2021年9月15日上場。私たちの調査時点で円建ての板がもっとも活発。IOSTステーキングあり |
| BitTrade(旧Huobi Japan) | 関東財務局長 第00007号 | IOST/JPY | 出来高はごくわずか。エアドロップは半年ごと、貸暗号資産のキャンペーンあり |
| Binance Japan | 関東財務局長 第00031号 | IOSTを取扱い | Binanceの日本法人。IOSTの円建ての板があるかは未確認 |
出典:金融庁 暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月末時点)、JVCEA、各社のAPIとお知らせ。
リストから外れた取引所もあります。マーキュリーが運営するCoinTradeは2026年7月8日にIOSTの取扱いを終了し、SBI VCトレードに統合された旧BITPOINTのシステムも2026年8月5日に終了しました。ネット上には今も「IOSTのステーキングならCoinTrade」とすすめる記事が残っていますが、その情報は古くなっています。それでもJVCEAの集計でIOSTの取扱い会員数がグリーンリストの基準を満たしているのは、上の4社に加えて、現物取引を行わないカストディ業者1社が数えられているためです。
弱点は流動性です。私たちが取得したマーケットのスナップショットでは、OKJとCoincheckの円建ての板を合わせても、韓国Upbitの取引量のごく一部にすぎず、BitTradeはほとんど約定がありませんでした。数万円程度の購入ならまず気になりませんが、まとまった金額を買うなら注文を分けるか指値注文を使い、ページ上部の換算ツールで世界の相場と円建ての価格を見比べてから発注しましょう。
4社のどれを選ぶ?
迷ったら目的で選ぶとすっきりします。板の厚さと手数料の安さを重視するなら、円建ての板が比較的活発なOKJか、メイカー0.05%・テイカー0.10%の手数料を公表しているCoincheckの「取引所」が候補です。Coincheckは国内でいちばん長くIOSTを扱っていて、エアドロップの配布実績もはっきりしています。取引所に預けたまま増やしたいなら、IOSTのステーキングがあるOKJと、貸暗号資産のあるCoincheck・BitTradeを比べましょう。OKJの板は最小注文数量が10 IOSTなので、少額から試しやすいのも特徴です。すでにBinanceのアプリに慣れている人なら、金融庁に登録されたBinance Japanが正規のルートになります。どの場合も取扱い状況は変わることがあるので、口座開設の前に各社の取扱銘柄ページと金融庁の一覧を確認してください。海外も含めた取引所をまとめて比べたいときはIOSTを買える取引所比較が便利です。
販売所と取引所の違い:知らないと損するボタン
国内の取引所には、たいてい2つの買い方が用意されています。販売所は、取引所が提示する価格でコインを直接買う仕組みです。取引手数料は無料ですが、価格にスプレッド(買値と売値の差)が含まれています。取引所(板取引)は、ほかの利用者の注文と突き合わせる仕組みで、わずかな手数料が明示され、自分で価格を指定できます。初心者向けのアプリ画面は販売所に誘導されることが多いため、気づかないうちにスプレッド分を払ってしまいがちです。
販売所
- 価格
- 取引所が決める
- コスト
- スプレッド。Coincheckは0.1〜5.0%と表示、相場急変時はさらに拡大
- 注文方法
- 円の金額を入れて即時購入
- 向いている場面
- ごく少額のお試し購入
取引所
- 価格
- 買い手と売り手で決まる
- コスト
- Coincheck IOST/JPYはメイカー0.05%、テイカー0.10%
- 注文方法
- 指値・成行
- 向いている場面
- ふだんの購入すべて
具体的な数字で比べると差がはっきりします。たとえば10万円分のIOSTを買うとしましょう。その日の販売所のスプレッドが3%なら、手軽さの代わりに約3,000円を払っていることになります。同じ金額をCoincheckの板でテイカーとして買えば、手数料は100円です。板が薄いと最良の買い注文と売り注文の間に1%前後の開きが出ることもありますが、それを足しても板取引のほうがずっと得です。なお、これは説明のための例で、実際の見積もりではありません。スプレッドは相場によって変わります。
売るときも同じことが起こります。販売所で提示される売値は、もともと相場より低めに設定されています。買うときと売るときの両方でスプレッドを払うと、価格がまったく動いていなくても、往復で数%のマイナスからスタートすることになります。「コインチェック IOST スプレッド」と検索する人が多いのは、この差にあとから気づく人が多いからでしょう。アプリのどこに「販売所」と「取引所」の切り替えがあるかを最初に確認しておくだけで、長い目で見るとかなりの節約になります。購入から売却までの一般的な流れはIOSTの買い方にまとめています。
日本でIOSTを買う手順
登録業者を選ぶ
Coincheck、OKJ、BitTrade、Binance Japanのいずれかを選びます。不安なら金融庁の登録一覧を自分で確認しましょう。手数料や安全面はCoincheckのレビューで詳しく紹介しています。
口座開設と本人確認
スマホで本人確認(eKYC)を行います。口座は日本居住者向けで、日本円を出金するには本人名義の国内銀行口座が必要です。
日本円を入金する
いちばん安いのはたいてい銀行振込です。Coincheckの場合、銀行振込での入金手数料は無料(振込手数料は自己負担)で、コンビニ入金やクイック入金には所定の手数料がかかります。
板で買う
「取引所」の画面でIOST/JPYを選び、最良価格の近くに指値注文を出します。
保管先を決める
エアドロップや貸暗号資産を利用したいなら取引所に置いたまま、自分で管理したいならL1対応のウォレットへ出金します。取引所からの出金はIOSTメインネットで行い、メモが必要です。詳しくはIOSTの送金方法へ。
出金するときは、まず少額でテスト送金をしてから残りを送るのが鉄則です。送り先がウォレットならアカウント名、取引所ならアカウント名とメモの組み合わせを、コピー&ペーストで正確に入力しましょう。IOSTのアカウント名は英小文字・数字・アンダースコアの5〜11文字という独自の形式で、ほかのチェーンの0xアドレスとは見た目からして違います。自分用のウォレットを作るなら、公式のChrome拡張機能iWallet Proなどを比べたIOSTウォレットのガイドが役に立ちます。
IOST 3.0エアドロップ、日本の取引所での配布
IOSTが3.0の設計に移行した際、新たな供給量の一部が保有者向けに割り当てられました。取引所経由の分は2025年3月15日 9時(日本時間)のスナップショットをもとに、4年かけて配布されます。配布スケジュールは国内の各取引所がそれぞれ決めていて、その違いが意外と大事です。
Coincheckは半年ごと、全8回に分けて配布します。これまでに2025年10月30日(当初予定の9月から延期)、2026年4月9日、2026年10月15日に配布されました。対象になるのは、口座で保有しているIOST、貸暗号資産の申請中のIOST、貸出アカウント内のIOST、そしてCoincheckつみたてのIOSTです。一方、実際に貸し出されている「貸出中」のIOSTは対象外で、口座開設中・解約手続き中・凍結中のアカウントも対象になりません。BitTradeもおおむね半年ごとに全8回で、1,000 IOST以上の保有が条件です。2025年9月19日、2026年3月25日、2026年9月14日に配布されました。OKJはステーキング中のIOSTを含めて1,000 IOST以上を条件にスナップショットへ対応しましたが、配布スケジュールは確認できませんでした。
| 取引所 | 配布ペース | 配布済みの回 | 条件・注意点 |
|---|---|---|---|
| Coincheck | 半年ごと・全8回 | 2025年10月30日、2026年4月9日、2026年10月15日 | 「貸出中」のIOSTは対象外 |
| BitTrade | おおむね半年ごと・全8回 | 2025年9月19日、2026年3月25日、2026年9月14日 | 1,000 IOST以上 |
| OKJ | 未確認 | 未確認 | 1,000 IOST以上(ステーキング分を含む) |
出典:Coincheck FAQとお知らせ、BitTradeのサポート記事、OKJのお知らせ。スナップショットは2025年3月15日 9:00(日本時間)。
取引所でIOSTを持っていた人は、何も手続きをする必要はありません。取引所が自動で付与してくれます(Coincheckならウォレット画面の取引履歴で確認できます)。逆に言えば、「取引所のエアドロップを受け取るにはウォレットを接続してください」と誘導してくるサイトは詐欺だと考えてください。自分のウォレットで保有していた人向けのオンチェーンでの受け取り方法は、IOSTエアドロップのガイドで説明しています。
実は、国内の取引所で対応が分かれたのは今回が初めてではありません。2021年9月、CoincheckはIOST保有者向けのDON(Donnie Finance)エアドロップについて、流動性や技術的な安全性が確認できないとして対応を見送りました。一方、OKCoin Japan(現OKJ)は対応しています。どの取引所にIOSTを置くかで、受け取れるものが変わることがある。日本のIOST保有者にとって覚えておきたい教訓です。
日本は「じっくり型」の市場
日本のIOST保有者は、登録済みの取引所にコインを置いたままエアドロップを受け取り、頻繁に売買するよりも貸し出しやステーキングを選ぶ傾向があります。取引所ごとのエアドロップや貸暗号資産のルールが、ほかの国以上に重要になるのはそのためです。
国内取引所のステーキングと貸暗号資産
日本のIOST保有者の多くは、オンチェーンでのノード投票には触れません。その代わりに、取引所が提供するカストディ型のサービスを使います。OKJは2022年1月からIOSTのステーキングを提供していて、報酬は推定年率をもとに日割りで計算されます。2022年のFAQでは、推定年率8.88%を計算例として示していました。Coincheckには、私たちが調べた限りIOSTのステーキングはありませんが、貸暗号資産サービスがIOSTに対応しています。貸出期間は14〜365日で、年率は全銘柄を通じて最大5.0%。IOSTの料率はログイン後にしか表示されません。BitTradeはIOSTの貸暗号資産キャンペーンを行っていて、2026年5月には「年率100%」をうたう特別募集もありました。
OKJもこれまで、ステーキング利用者で200万IOSTを山分けする3周年キャンペーン(2024年12月〜2025年1月)や、10日間・年率31.31%のハロウィン限定プラン(2025年10月)などを実施してきました。こうしたキャンペーンの年率は、募集枠の小さい一回限りの販促と考え、ふだんの利回りとは切り離して見てください。「IOST ステーキング 年利」で検索すると高い数字が目に入りますが、その多くは期間限定の条件です。
貸暗号資産とステーキングは別物です。貸暗号資産は、一定期間コインを取引所に貸し出す契約で、取引所の信用リスクを負うことになります。しかもCoincheckでは、貸出中のIOSTはエアドロップの対象から外れます。OKJのステーキングは、取引所を通じてIOSTネットワークの投票の仕組みにコインを使うものです。ウォレットから自分で投票したい場合は、L1で投票を取り消すと72時間ロックされる点に注意してください。なお、IOSTはマイニング(採掘)ができない通貨です。「IOSTをマイニングできる」とうたうサービスを見かけたら、まず疑ってかかりましょう。3つの方法の違いはIOSTステーキングのガイドで比べています。
IOSTの税金:日本ではどう課税される?
個人の場合、暗号資産を売ったり別の暗号資産に交換したりして得た利益は、原則として雑所得になります。給与などほかの所得と合算され、所得税5〜45%の累進税率に住民税10%が加わるため、合計の最高税率は約55%です。暗号資産の損失は給与所得と相殺できず、翌年以降に繰り越すこともできません。エアドロップで受け取ったIOSTも、原則として受け取った時点の円換算額で所得として扱われます。配布の日付と枚数は、回ごとに必ず記録しておきましょう。公式の情報源は、国税庁のタックスアンサーNo.1524からリンクされている暗号資産の税務FAQです。
簡単な例で考えてみます。5万円で買ったIOSTを8万円で売った場合、手数料を考えなければ3万円が雑所得になります。IOSTを別の暗号資産に交換した場合も、その時点で円に換算して利益を計算する必要があります。取引所をまたいで売買した人ほど計算が複雑になるので、取引履歴は取引所ごとにこまめにダウンロードしておくのがおすすめです。
制度は変わりつつありますが、まだ確定していません。2026年7月15日に成立した金商法改正で、暗号資産をほかの金融商品と同じように扱うための法的な土台ができました。税制改正については、2028年1月1日以降の一定の暗号資産の取引に税率20%(復興特別所得税を含めて20.315%)の申告分離課税を適用し、3年間の損失繰越しも認める、と報じられています。対象は登録業者が扱う銘柄とされています。ただし、これは報道ベースの情報で、財務省の資料では確認できていません。IOSTが対象になるかどうかも最終的なルール次第です。グリーンリストに入り登録業者が扱っている銘柄なので対象になる可能性はありますが、現時点では断言できません。このセクションは一般的な情報で、税務アドバイスではありません。ご自身の状況は税理士に相談してください。
日本国外から読んでいる方へ
日本にお住まいなら、Coincheck・OKJ・BitTrade・Binance Japanを使いましょう。アジアのほかの国では、カードで暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所へ送るルートもあります。
日本にお住まいの方はCEX.IOを利用できません。国内でIOSTを買う場合は、金融庁に登録された暗号資産交換業者をご利用ください。
海外取引所と金融庁の警告
海外の大手取引所はIOSTを扱っていて、板の厚さは円建て市場とは比べものになりません。SNSでも海外取引所の使い方がよく話題になります。しかし金融庁の立場ははっきりしています。登録を受けずに日本居住者向けに暗号資産交換業を行うことは違法で、金融庁はBinance(2回)、Bybit、MEXC、Bitget、LBank、KuCoinなどに警告書を送っています。報道によれば、2025年には一部の業者のアプリについて、AppleとGoogleにストアからの削除を求めたとも伝えられています。
金商法改正が施行されると、無登録業者による暗号資産の販売は原則として無効になり、無登録での営業には最長10年の拘禁刑や1,000万円以下の罰金が科されうるようになります。利用者の側から見ても、海外の無登録業者を使えば、登録業者に義務づけられている分別管理などの保護を受けられません。出金が止まったりアカウントが凍結されたりしても、日本のルールで守ってもらうことはできないのです。
このサイトでは、カードで暗号資産を買える取引所としてCEX.IOを紹介することがありますが、CEX.IOは日本居住者を受け付けていません。日本にお住まいの方への私たちのおすすめはシンプルで、IOSTを扱う金融庁登録の取引所を使うことです。グローバル版のBinanceを使いたいなら、登録済みのBinance Japanが正規のルートになります。
登録済みの取引所だけ使おう!IOSTと日本の歩み
IOSTの日本での人気は、偶然生まれたものではありません。2020年当時、日本の上場審査を通過したアルトコインはまだ少なく、2020年9月8日のCoincheckでのIOST上場は「国内初」と広く報じられました。同じ年には、Huobi Japan(現BitTrade)がHashPortと実施したコミュニティ上場投票でもIOSTが勝ち残っています。1枚1円を大きく下回る単価で、個人でもキリのいい大きな枚数を持ちやすいこと、日本発のNFTやゲームのプロジェクト、そして国内企業との提携の積み重ねが人気を後押ししました。2025年のインタビューでは、IOSTのCEOが日本をプロジェクト最大のコミュニティだと語っています。
- 2020年9月CoincheckがIOSTを上場9月8日に取引開始、国内初の上場
- 2021年8月RIZIN FIGHTING COLLECTIONを発表RIZINのライセンスを受けたIOST上のNFTマーケットプレイス
- 2021年9月OKCoin JapanがIOSTを上場国内2例目、9月15日に現物取引を開始
- 2021年10月日本ブロックチェーン協会に加盟IOSTが正会員として参加
- 2021年11月OKCoin Japanがパートナーノードに提携を結び、取引所がパートナーノードとしてネットワークに参加
- 2022年1月OKJでステーキング開始NFT WEEKS TOKYOでRIZINのNFTコレクションを展示
- 2025年エアドロップへの対応国内取引所が3月15日のIOST 3.0スナップショットに対応
- 2026年7〜8月2社が取扱いを終了CoinTradeと旧BITPOINTのシステムがIOSTの取扱いを終了
コミュニティはオフラインでも健在です。2026年1月には東京でOKJやSEIと共同の新年会が開かれ、5月にはBitTradeとのコミュニティイベントも行われました。IOSTの公式日本語Xアカウントは@IOSToken_jpで、よく似た名前のアカウントには注意してください。日本ではうわさ話もよく出回ります。ネットで語られるソニーや任天堂などの大手企業との提携について、私たちは裏付けを見つけられませんでした。「RIZIN FIGHTING COIN」というトークンも存在せず、特定の日本人格闘家とIOSTを結びつける情報源もありません。2026年のイベント協賛も、企業同士の提携とは別の話です。ひとつひとつのうわさの検証はIOSTのNFT・ゲームと国内提携で行っています。
韓国のずっと厚いウォン市場を含めた地域全体の様子は、アジアのIOST市場マップと韓国のIOST事情で紹介しています。
よくある質問
IOSTはどこで買える?日本の取引所は?
日本でIOSTを扱っている金融庁登録の暗号資産交換業者は、Coincheck、OKJ(旧OKCoin Japan)、BitTrade、Binance Japanの4社です。CoincheckとOKJにはIOST/JPYの板があります。bitFlyer、bitbank、GMOコイン、SBI VCトレードではIOSTを扱っていません。
IOSTは上場廃止になるの?
国内では2社が取扱いを終了しました。CoinTradeが2026年7月8日、旧BITPOINTのシステムが2026年8月5日です。残る登録業者4社は引き続きIOSTを扱っていて、IOSTはJVCEAのグリーンリストにも入っています。1社の取扱い終了はその会社の経営判断で、金融庁による禁止ではありません。
コインチェックでIOSTのステーキングはできる?
CoincheckにIOSTのステーキングは見つかりませんでした。Coincheckが提供しているのはIOSTに対応した貸暗号資産で、IOSTのステーキングを提供しているのはOKJです。貸暗号資産とステーキングは仕組みもリスクも違うので、各社の規約を確認してください。
IOSTの税金はどうなる?
個人の暗号資産の利益は原則として雑所得で、給与などと合算され、住民税込みで最高約55%の累進税率がかかります。エアドロップで受け取ったIOSTも原則として受け取った時点で課税対象です。2026年7月15日に成立した法律で暗号資産は金商法の対象に移り、2028年以降の取引に20%の分離課税が適用されると報じられていますが、詳細は確認できていません。税務アドバイスではありません。
バイナンスなど海外取引所でIOSTを買ってもいい?
金融庁はBinance、Bybit、MEXC、Bitget、KuCoin、LBankなど無登録の海外業者に警告を出しています。CEX.IOも日本居住者を受け付けていません。日本にお住まいなら、Coincheck、OKJ、BitTrade、Binance Japanといった金融庁登録の取引所を使いましょう。
コインチェックのIOSTエアドロップはいつ配布される?
Coincheckは2025年3月15日のスナップショット時点でIOSTを保有していた利用者に、半年ごと全8回でIOST 3.0のエアドロップを配布しています。これまでの配布日は2025年10月30日、2026年4月9日、2026年10月15日です。配布時点で貸出中のIOSTは対象外です。
出典・参考資料
- 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」 · 規制当局の登録一覧
- 金融庁 第221回国会提出法律案(金商法・資金決済法の改正) · 規制当局、2026年7月15日成立
- 金融庁 無登録の海外所在業者と警告書の発出 · 規制当局の警告
- JVCEA グリーンリスト · 自主規制団体
- 国税庁 タックスアンサーNo.1524 · 税務当局
- Coincheck FAQ:IOSTエアドロップの対象 · 取引所のFAQ
- Coincheck 取引所の手数料 · 取引所の手数料ページ
- BitTrade IOSTエアドロップ対応について · 取引所のお知らせ

