このページの内容
まず結論から
IOSTの購入は、突き詰めると4つの動作に分かれます。IOSTを扱う取引所で口座を開き、本人確認を済ませて日本円を入金し、取引所(板取引)でIOSTを買い、自分で管理したい場合は正しいメモを付けてウォレットへ送る。この流れです。ページ上部のクエストカードは、この4段階をひと目でわかるようにまとめたものです。以下では、それぞれの段階にどんな選択肢があり、どこで損をしやすいのかを順番に説明します。
いちばん大事なのは「どこで買うか」です。日本に住んでいるなら答えははっきりしていて、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者を使うことです。日本円で入金でき、トラブルがあれば国内の監督当局や業界団体に相談できる。この安心感は海外の無登録業者にはありません。IOSTを扱う登録業者は、Coincheck(コインチェック)、OKJ、BitTrade、Binance Japanの4社です。韓国・タイ・インドネシアにも自国通貨でIOSTを買える取引所がありますが、ベトナムと台湾にはなく、暗号資産を経由するのが一般的です。日本以外の読者向けのルートも、国別にあとで紹介します。
このページではリアルタイムの価格を書かず、「今買うべきか」の判断もしません。現在の相場はIOSTの価格・チャートで、気になるリスクはIOSTは危ない?のページで確認してください。IOSTは2018年1月の最高値から99%以上下落したままで、数日のうちに大きく上下することもあります。失っても生活に響かない金額だけで買いましょう。
ステップ1:IOSTを買う取引所を選ぶ
取引所を選ぶときは、まず3つの点を確認してください。住んでいる国で登録・認可を受けているか。実際に入金できる通貨とのIOSTペアがあるか。そして、表示された価格の近くで注文が約定するだけの取引量があるか。1つ目を満たさない取引所では、口座が突然凍結されたり、現地のルールに反したりするおそれがあります。3つ目を満たさない取引所は、広いスプレッドという見えにくい形でコストを取っていきます。
日本の場合、1つ目の条件は金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます。この一覧には各社の取扱銘柄まで載っていて、IOST(アイオーエスティー)が記載されているのは前述の4社だけです。bitFlyer、bitbank、GMOコイン、SBI VCトレードといった大手でもIOSTは扱っていません。国内に上場がない国に住んでいる場合は、現地の取引所で自国通貨から暗号資産を買い、その暗号資産をIOSTを扱う海外取引所へ送るのが次善の策です。取引所ごとのペアや流動性の目安はIOSTを買える取引所比較に、各国の制度はアジア市場マップから入れる国別ページにまとめています。
世界全体で見ると、IOSTの取引量が多いのは海外の大手取引所です。もっとも厚い板はBinanceのIOST/USDTで、OKX、Gate、MEXC、KuCoin、Bitget、HTXもIOST/USDTを上場しています。Bybitにあるのは無期限先物だけで現物市場がないため、IOSTを買って引き出すことはできません。ただし、流動性が高いからといって誰にとっても正解とは限りません。これらの中には金融庁から警告を受けている業者が複数あり、ベトナムで認可を受けた業者や台湾で登録された業者もありません。
国・地域別のIOST購入ルート
私たちが取り上げている各市場について、実際の出発点をまとめました。表に並べたのは取引所の候補であって、ランキングではありません。流動性や手数料は変わるので、口座を開く前にリンク先の国別ページも確認してください。
| 市場 | 国内のルート | ペア | うまくいかない場合 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 金融庁登録:Coincheck、OKJ、BitTrade、Binance Japan | IOST/JPY | 国内業者を使う。金融庁が警告した海外業者は選択肢にしない |
| 韓国 | Upbit、Bithumb、Coinone | IOST/KRW(UpbitはBTC建ても) | ウォン建ての板はUpbitが最も厚い |
| タイ | Bitkub(SEC認可) | IOST/THB | Binance THのIOST/USDT |
| インドネシア | Bittime、Indodax(OJK監督下) | IOST/IDR | TokocryptoのIOST/USDT |
| ベトナム | 認可業者はまだない | — | P2Pで暗号資産を買い海外でIOSTを購入(政令284による法的リスクあり) |
| 台湾 | 国内でのIOST上場なし | — | MAXやBitoProで台湾ドルから暗号資産、海外でIOSTを購入 |
規制当局の登録一覧と取引所APIをもとに作成。IOSTのペアは追加・廃止されるため、取引所で最新情報を確認してください。
日本
IOSTを扱う金融庁登録業者は4社です。2020年9月8日に国内で初めてIOSTの取扱いを始めたのがCoincheckで、OKJが2021年9月に続きました。ほかにBitTradeとBinance Japanが登録一覧にIOSTを載せています。日本円の板(IOST/JPY)で売買できるのは主にCoincheckとOKJです。BITPOINTとCoinTradeは2026年夏にIOSTの取扱いを終了したので、両社をすすめる古いブログ記事は情報が古くなっています。IOSTは日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)のグリーンリストにも入っています。日本在住の方へのおすすめはシンプルで、登録業者4社のどれかを使い、販売所ではなく取引所(板)で買うことです。手数料やアプリの使い勝手はCoincheckのレビューで、日本の税金や規制の全体像は日本でIOSTを買うにはで詳しく解説しています。
韓国
Upbitは2018年7月25日からKRW-IOSTを上場しており、BTC-IOSTの市場もあります。取引量はBinanceに次ぐ世界2位の規模です。BithumbにもIOST/KRWの板があり、規模は小さいものの活発です。Coinoneの板はかなり薄めです。Upbitの利用には韓国の実名確認とK Bankの口座が必要なので、事実上は韓国居住者向けです。IOSTの出金手数料が無料である点やセキュリティの経緯はUpbitのレビューで説明しています。
タイ
Bitkubは2018年11月27日からIOST/THBを提供しており、私たちが確認した限り、バーツ建てでIOSTを売買できる唯一の板です。入金はPromptPayか、本人名義のタイの銀行口座からの振込で行います。同じくSEC認可のBinance THはIOST/USDTのみです。SEC認可の取引所で得た利益は、2025〜2029年のキャピタルゲイン非課税措置の対象になるため、現地の業者を使う理由がもう1つ増えます。口座開設の前にBitkubのレビューも読んでおいてください。ガバナンス面の経緯も判断材料になります。
インドネシア
IOSTはCFXの公式取扱可能銘柄リストに載っているため、認可を受けた取引所が扱うことができます。IOST/IDRの板が最も厚いのはBittimeで、IndodaxにもIOST/IDRはあるものの取引はごくわずかです。TokocryptoはIOST/USDTを扱っています。国内の取引所での売却には0.21%の分離課税(最終税)がかかり、海外の取引所では1%です。2024年のハッキング被害や、厚みの点でBittimeを挙げる理由はIndodaxのレビューで取り上げています。
ベトナムと台湾
どちらの市場にもIOSTを扱う国内取引所はありません。ベトナムでは、私たちの調査時点でパイロット制度の取引所ライセンスが交付された事実は確認できず、政令284は財務省の認可を受けていないプラットフォームで取引した国内投資家に3,000万〜5,000万ドンの罰金を定めています。それでも多くの人はP2Pで暗号資産を買い、海外取引所でIOSTを買っていますが、法的なリスクを伴うことは知っておくべきです。台湾では、MAXやBitoProといった金融監督管理委員会(FSC)登録の業者で台湾ドルから暗号資産を買い、台湾で登録されていない海外取引所でIOSTに交換するのが一般的です。このルートとその限界はBinanceのレビューで解説しています。
暗号資産経由のルートを詳しく
日本在住の方には基本的に必要のないルートですが、海外の読者や仕組みを知りたい方のために説明しておきます。ステーブルコインはIOST市場の「橋渡し役」の通貨です。BinanceでアクティブなIOSTのペアはIOST/USDTだけで、ほとんどの海外取引所が同じようにドル建てのステーブルコインで価格を出しています。自国通貨で直接IOSTを買えないなら、まず暗号資産を買ってから交換するわけです。そのぶん取引手数料と送金手数料が1回ずつ余計にかかるので、国内ルートがある国ではそちらのほうが有利になりやすいのです。
2ステップでIOSTにたどり着くルート
どこで暗号資産を買うかは、手元にあるお金によって変わります。タイやインドネシアでは国内取引所が自国通貨で暗号資産を販売しています。台湾ではMAXやBitoProが、ベトナムではP2Pが一般的な入り口です。カードで支払いたい場合は、2013年から運営されているCEX.IOが、VisaやMastercard、Apple Pay、Google PayでBNBなどの暗号資産を買える選択肢の1つです。ただし、どんなサービスかは正確に押さえておいてください。CEX.IOはIOSTを上場しておらず、日本ではサービスを提供していません。アジアの利用者はネビスのCEX OVRS LLCと契約することになり、同社はアジアのどの国のライセンスも持っていません。タイのSECの認可も、ベトナムのライセンスもありません。カード決済は米ドル・ユーロ・英ポンドで処理されるため、バーツやルピア、ドン建てのカードではカード会社の為替換算が入ります。
海外在住の方へ:まずは暗号資産を用意
お住まいの国にIOSTの上場がない場合、最初の一歩はステーブルコインです。カードでBNBなどの暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所へ送りましょう。
日本にお住まいの方はCEX.IOを利用できません。国内でIOSTを買う場合は、金融庁に登録された暗号資産交換業者をご利用ください。
もう1つ、少し技術的なルートもあります。IOST 3.0へのアップグレード以降、IOSTはBNBチェーン上のBEP-20トークンとしても存在しています。コントラクトアドレスは0xAf48B7e315a52518CfBF7d96C455D9dFAD94cB48です。BNBを買ってMetaMaskなどのBNBチェーン対応ウォレットに送り、分散型取引所(DEX)でBEP-20版IOSTに交換する人もいます。この方法自体は使えますが、詐欺にいちばん遭いやすいルートでもあります。IOSTの名前をまねた偽トークンがあり、公式なのは上記のアドレスだけです。また、CoincheckやUpbitを含む多くの取引所はIOSTメインネットのIOSTしか受け付けないため、BEP-20版をそのまま入金することはできません。試す前にIOST 3.0の解説を読んでおいてください。
ステップ2:本人確認を済ませて日本円を入金する
登録・認可を受けた取引所では、入金の前に必ず本人確認があります。写真付きの本人確認書類、自撮りや動画での確認、住所の確認を求められると考えておきましょう。Coincheckでは日本の本人確認書類を使ったスマホのeKYCで手続きします。韓国のUpbitは実名のK Bank口座とアカウントをひも付けます。タイ国籍の人はBitkubでNDIDやDip-Chipを使ってタイのIDで確認し、外国人居住者はパスポートとタイの在留関連書類が必要です。承認までの時間は数分のこともあれば数日かかることもあるので、「買いたい」と思う前に済ませておくのがコツです。
入金方法は国によって変わります。日本の取引所は銀行振込が基本です。Coincheckの場合、銀行振込による入金は無料で、かかるのは自分の銀行の振込手数料だけです。一方、コンビニ入金とクイック入金は3万円未満で770円、3万円以上は1,018円(クイック入金は50万円未満まで、それ以上は金額×0.11%+495円)かかります。1万円分だけIOSTを買うのにコンビニ入金を使うと、それだけで7%以上のコストです。韓国の取引所はひも付けた銀行口座からウォンを入金し、Upbitのウォン入金は無料です。タイではPromptPayのQRコードか本人名義口座からの振込、インドネシアでは銀行振込やバーチャルアカウントが使え、QRISや電子マネーに対応する取引所も多いものの、手数料は業者ごとに違います。アジアの国内取引所ではカード入金が珍しく、それがカードで暗号資産を買うルートが存在する理由の1つでもあります。
入金も出金も、いちばん安い方法で
自国通貨での銀行振込は、IOSTの購入資金を入れるいちばん安い方法になることがほとんどです。カードやコンビニ払いは速い反面、手数料や為替コスト、低い上限が少額の購入には重くのしかかります。出口のことも考えておきましょう。売却後は同じ銀行口座へ出金することになります。
タイ特有の落とし穴も1つ挙げておきます。Bitkubでは、2025年1月1日以降に承認された口座について、2025年2月3日から追加の本人確認が終わるまで暗号資産の出金が停止されました。取引所の外にIOSTを移すつもりなら、最初からすべての確認レベルを済ませておきましょう。
販売所と取引所:同じIOSTなのに画面によって値段が違う理由
日本の取引所の多くは、同じコインを2通りの方法で売っています。この違いこそ、初心者がいちばん見落としやすく、いちばん高くつくポイントです。販売所は取引所が相手の「店頭」で、取引所が決めた価格で買います。手数料は表示されません。取引所は板取引で、ほかの利用者が出した注文と売買し、少額の公表された手数料を払います。Coincheckのアプリでは、シンプルな購入画面がそのまま販売所につながるとされており、取引所(板)はWeb版が中心です。意識して切り替えないと、気づかないうちに販売所で買っていることになります。
販売所
- 取引の相手
- 取引所そのもの
- 取引手数料
- 表示なし
- 見えにくいコスト
- スプレッド(Coincheckで約0.1〜5.0%)
- 向いている使い方
- ごく少額をワンタップで
取引所
- 取引の相手
- ほかの利用者
- 取引手数料
- Coincheckでメイカー0.05%、テイカー0.10%
- 見えにくいコスト
- 板のスプレッド(薄い時間帯あり)
- 向いている使い方
- ほぼすべてのIOST購入
具体的な数字で比べてみましょう。あくまで例ですが、1万円分のIOSTを買うとします。そのときの販売所のスプレッドが3%なら、約300円が業者の取り分です。取引所でテイカー注文を出せば手数料は0.10%、つまり約10円で、これに最良の買値と売値の差が加わるだけです。毎月1万円ずつ1年間買い続けると、差は単純計算で約3,500円になります。Coincheck自身も、販売所のスプレッドは相場状況によって変わると説明しており、銘柄によっては1.7%〜7.0%という幅を示しています。「IOST コインチェック スプレッド」で検索する人が多いのも納得です。
ただし、取引所(板)にも弱点があります。日本円建てのIOSTの板は薄いのです。閑散とした日には最良の買値と売値の差が1%を超えることがあり、大きな成行注文を出すと何段階も上の価格まで約定してしまいます。対策は指値注文で、次のステップで説明します。韓国・タイ・インドネシアはほとんどが板取引なので、考え方は同じです。クリックする前にスプレッドを確認しましょう。
ステップ3:注文を出す
自分の通貨のIOST市場(IOST/JPY、KRW-IOST、IOST/THB、IOST/IDR、IOST/USDTなど)を開いたら、何かを入力する前に板を見てください。確認したいのは、最良の売値(アスク)、最良の買値(ビッド)、そしてそれぞれの価格にどれだけのIOSTが並んでいるかです。最良の売値に並ぶ数量が注文の一部しかカバーしていない場合、成行注文では残りがより高い価格で約定します。最良の売値ちょうど、またはわずかに上に指値を置けば、注文の大部分を自分で決めた価格で約定させ、残りは取り消すことができます。
最小注文数量も確認しておきましょう。OKJのIOST-JPYの板は最小10 IOST、BitkubのIOST/THBは最小10バーツです。手数料は注文画面に表示されます。公表されている例では、CoincheckのIOST/JPYがメイカー0.05%・テイカー0.10%、Bitkubは手数料ページによると一律0.25%、Binanceは通常ランクで0.10%です。約定したら残高を開き、IOSTが反映されているかを確認します。買ったIOSTが日本円でいくらになるかはIOST円換算ツールですぐに計算できます。
ステップ4:ウォレットへ送金する(しなくてもいい)
出金は必須ではありません。少額であれば、登録業者の取引所にIOSTを置いておくのは十分に合理的な選択です。取引所によっては、残高を置いていた利用者にIOST 3.0のエアドロップを分割で配っています。Coincheck、BitTrade、Upbit、Bitkubはいずれも配布を行っています。自分で管理(セルフカストディ)したい場合、出金はクエスト全体でいちばんリスクの高い工程なので、ここは焦らず進めてください。
まず、ネットワークを選びます。もともとのIOSTはIOSTメインネット(L1)上にあり、アドレスは5〜11文字の読めるアカウント名です。BEP-20版IOSTはBNBチェーン上にあり、0xで始まるアドレスを使います。CoincheckとUpbitの出金はメインネットのみです。海外版のBinanceは両方に対応しており、出金手数料はメインネットで1 IOST、BEP-20で29 IOSTです。どちらのネットワークを使うかは受け取るウォレットで決まります。メインネットならiWallet ProやTokenPocket、BEP-20ならMetaMaskやTrust Walletです。なお、メインネットのアカウントは既存のアカウントから作成してもらう必要があり、ガス用のステークとRAMで約11.6 IOSTかかります。
次に、メモです。取引所はメインネットのIOSTを1つの共有の入金アカウントで受け取り、メモで利用者を見分けています。メモを付けずに取引所へ送ると、資金を取り戻せなくなることがあります。自分のウォレットに送る場合は、通常メモは不要です。メモの仕組み、手数料、メモを忘れたときの対処、送金前のチェックリストはIOSTの送金方法にまとめました。大きな金額を動かす前には少額でテスト送金し、IOSTエクスプローラーで着金を確認しましょう。
IOSTの売り方と日本円への出金
売却は購入クエストを逆にたどるだけです。IOSTがウォレットにあるなら、自分の通貨のペアがある国内取引所へ送り戻します。メインネットのIOSTなら取引所指定のメモを付け、その取引所が対応しているネットワークで送ってください。取引所(板)で指値注文を出して売却したら、本人名義の銀行口座へ日本円を出金します。Coincheckの日本円出金手数料は407円、Upbitのウォン出金は1,000ウォンで、タイの取引所では本人名義のタイの銀行口座が必要です。
暗号資産経由で買った場合の出口も、たいてい同じ道を逆に進みます。海外取引所でIOSTを売って暗号資産に替え、その暗号資産を国内のプラットフォームへ送って自国通貨に換える流れです。経由する場所が増えるほど手数料がかかり、ネットワークを間違える機会も増えるので、ルートはできるだけ短くしておきましょう。
出口には税金もついてきます。日本では、暗号資産の利益は原則として雑所得にあたり、住民税と合わせて最大で約55%の総合課税です。損失をほかの所得と相殺したり、翌年以降に繰り越したりすることも、現行制度ではできません。2026年7月15日には暗号資産を金融商品取引法の枠組みに移す改正法が成立し、報道によれば2028年1月以降の取引から約20%の申告分離課税が導入される見込みですが、細部は今後の決定を待つ必要があります。韓国では250万ウォンを超える利益への22%課税が2027年に予定されていますが、再延期も議論されています。タイは2025〜2029年、SEC認可業者経由の利益を非課税としています。インドネシアは国内での売却に0.21%の最終税、ベトナムは認可業者経由の譲渡ごとに0.1%を課す枠組みです。各国ページから税務当局の情報へリンクしています。いずれも税務アドバイスではありません。
IOSTの購入で損をしやすい、よくある失敗
メモを確認。もう一度確認!なんとなく販売所で買ってしまう。日本の多くのアプリでは販売所が標準の購入画面で、少額の購入ほどスプレッドの負担が重くなります。取引所(板)に切り替えましょう。
薄い板に成行注文を出す。円建てやルピア建てのIOSTの板は浅いことがあります。大きな成行注文は、見ていた価格よりかなり高く約定することも。指値注文を使い、大口の購入は分割しましょう。
ネットワーク違い、メモ忘れ。メインネットしか対応していない取引所にBEP-20版IOSTを送る、メインネットの入金でメモを付け忘れる。この2つが資産を失う典型例です。Coincheckは、完了した送金はメモの間違いを含めて取り消せないと明言しています。
日本から海外の無登録業者を使う。金融庁はBinance(グローバル版)、Bybit、MEXC、Bitget、KuCoin、LBankなどに警告を出しています。Binance Japanは別会社の登録業者です。日本在住なら、登録一覧に載っている業者を使いましょう。
偽トークンと偽のサポート。「IOST」を名乗るスパムトークンは、メインネットにもBNBチェーンにも存在します。BNBチェーンではコントラクトアドレスを、メインネットでは本物のiostトークンを保有しているかを確認してください。購入やエアドロップの受け取りを「手伝う」とDMしてくる正規の担当者はいません。
メンテナンス中に送金する。取引所がIOSTネットワークを停止している間に送った入金は、何日も宙に浮くことがあります。v4.0.0のようなアップグレードの前後は特に、取引所のお知らせを先に確認しましょう。
これらを押さえておけば、IOSTの購入は決まった手順の繰り返しにすぎません。登録業者を選び、入金し、指値で買い、慎重に出金する。取引所選びで迷ったら、まずは取引所比較から始めてください。
よくある質問
IOSTはどこで買える?
日本ではCoincheck、OKJ、BitTrade、Binance Japanの4社が金融庁登録業者としてIOSTを扱っています。韓国ではUpbit・Bithumb・Coinone、タイではBitkub、インドネシアではBittime・Indodax・Tokocryptoで買えます。それ以外の国では、BinanceやOKXなど海外取引所のIOST市場が一般的ですが、その取引所がお住まいの国でサービスを提供してよいかを先に確認してください。
IOSTはクレジットカードで買える?
IOSTをカードで直接買える場所はほとんどありません。よくあるのは、一般的な取引所でカードを使ってBNBなどの暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所へ送ってからIOSTを買う方法です。カード購入はカード手数料や為替コストがかかるため、国内の銀行振込より割高になりがちです。なお日本の登録業者では銀行振込が基本です。
Coinbase(コインベース)でIOSTは買える?
今回の調査で使った取引所の銘柄データにはCoinbaseのIOST市場が見つからず、金融庁の登録一覧でもCoinbase Japanの取扱銘柄にIOSTはありません。Coincheck、Upbit、Bitkub、Binanceなど、実際にIOSTを上場している取引所を使いましょう。
IOSTは販売所と取引所のどちらで買うべき?
ほぼすべてのケースで取引所(板取引)のほうが安く済みます。CoincheckのIOST/JPYの取引所手数料はメイカー0.05%、テイカー0.10%です。一方、販売所は取引手数料が無料に見えますが、同社が基準価格の約0.1〜5.0%と説明するスプレッドが価格に含まれています。少額の積み重ねでも差はすぐに大きくなります。
IOSTの売り方は?日本円で出金するには?
ウォレットにあるIOSTは、日本円ペアのある国内取引所へメモ付きで送り戻し、取引所(板)で売却してから、本人名義の銀行口座へ日本円を出金します。Coincheckの日本円出金手数料は407円です。売却は原則として課税対象になるので、取引記録を残しておきましょう。
IOSTは最低いくらから買える?
取引所によって異なります。OKJのIOST-JPYの板は最小注文数量が10 IOST、BitkubのIOST/THBは最小注文額が10バーツです。そのほかの取引所も独自の下限を設けているので、注文画面で確認してください。
出典・参考資料
- 金融庁 — 暗号資産交換業者登録一覧(取扱銘柄つき) · 金融庁の登録一覧
- Coincheck — 取引所の取引手数料 · 取引所の手数料ページ
- Coincheck — 販売所のスプレッドと入金手数料 · 取引所の手数料ページ
- Upbit — KRW-IOST・BTC-IOSTの市場一覧 · 取引所API
- Bitkub — 取扱シンボル一覧(IOST_THB) · 取引所API
- CFX — インドネシアの取扱可能暗号資産リスト(IOST) · 公式の取扱銘柄リスト
- IOST開発者ドキュメント — 取引所向けガイド(メモ付き入金) · 公式ドキュメント
- 金融庁 — 無登録で暗号資産交換業を行う者への警告 · 金融庁の警告一覧

