はじめての購入からLayer 2まで、IOSTのすべて。
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タイでIOSTを買うには?バーツとBitkub、SECのルールを整理

タイ在住者は、Bitkubのバーツ建てIOST/THB(2018年から)か、Binance THの暗号資産経由でIOSTを買えます。どちらもSEC認可で、2025〜2029年のキャピタルゲイン非課税を受けられるのは認可取引所だけです。

リンク先はCEX.IO。2013年から運営され、米国FinCENに登録されている暗号資産取引所です。IOSTは上場していないため、先に暗号資産を買ってから交換します。

CEX.IOはタイ証券取引委員会(SEC)のライセンスを持っていません。Bitkubなど同委員会の認可取引所での売買はタイのキャピタルゲイン非課税措置の対象になり得ますが、それ以外は対象外です。

夕日に照らされ水面に映るアユタヤの寺院遺跡。長い歴史を持つタイのIOSTコミュニティのイメージ
IOST/THB2018年からBitkubに上場
売却益0%認可取引所、2025〜2029年
このページの内容
  1. まず結論から
  2. 法律・規制当局・取引所の実務
  3. SEC認可の取引所7社
  4. IOSTを扱う取引所
  5. BitkubとBinance THの比較
  6. バーツでの買い方
  7. 2025〜2029年の非課税措置
  8. Bitkubのエアドロップ配布
  9. なぜ「おばあちゃんコイン」?
  10. 海外アプリとCEX.IO
  11. タイ特有のリスク
  12. よくある質問

まず結論から

タイに住んでいるなら、IOSTをいちばん簡単に買えるのはBitkubのIOST/THB市場です。PromptPay(プロンペイ)か銀行振込でバーツを入金し、注文を1回出せばIOSTが手に入ります。もう一つの選択肢はBinance THですが、こちらはIOSTをドル建てのペアでしか扱っていないため、先にバーツを暗号資産に替える必要があります。どちらの取引所もタイ証券取引委員会(SEC、ก.ล.ต.)のライセンスを持っています。

このライセンスは形式的なものではありません。2025年以降、SEC認可の取引所を通じた暗号資産の売却益は2029年末まで個人所得税が免除される一方、大手の海外取引所はいくつもアクセスを遮断されています。タイ居住者にとっては、認可取引所を使うことが合法なルートであり、税金の面でも有利なルートです。日本の国内取引所で売却益が雑所得として最大約55%課税されるのと比べると、その差はかなり大きいと言えます。このページでは、ルール、取引所、入金方法、そしてタイのIOSTコミュニティで有名な愛称「เหรียญยาย」までを順に紹介します。

なお、タイに駐在・移住している日本人の方も、タイの認可取引所で口座を開設できます(本人確認の方法は後述します)。ただし、日本の税務上の居住者に当たるかどうかで課税の扱いが変わる可能性があるため、駐在員の方は専門家に確認してください。

7社SEC認可の取引所SECのライセンス照会
2018年11月27日BitkubがIOST/THBを上場最初期のペアの一つ
2025〜2029年キャピタルゲイン非課税認可取引所のみ
2025年6月28日Bybit・OKXなどを遮断無認可プラットフォーム

法律・規制当局・取引所の実務

タイの仕組みを理解するには、「法律が定めていること」「規制当局がそれをどう運用しているか」「取引所が実際にどう動いているか」の三つを分けて考えるのが近道です。ここを混同すると、使うべきでないプラットフォームを選んでしまいがちです。

法律

タイでは、2018年(仏暦2561年)のデジタル資産事業に関する緊急勅令が暗号資産を規制しています。取引所、ブローカー、ディーラー、ファンド運用会社、アドバイザー、カストディアン、ICOポータルはそれぞれ別のライセンスが必要で、SECの推薦に基づいて財務省が付与します。ライセンスなしでデジタル資産事業を営むことは刑事犯罪です。また2022年4月1日以降、認可事業者は暗号資産を決済手段として使う手助けをしてはならないことになっています。タイの取引所はあくまで売買の場であり、コーヒー代を払う場所ではありません。

規制当局

SECはすべての認可事業者を公開登録簿にまとめており、どこかで口座を作る前にまず確認すべきなのがこのリストです。2025年にはUSDTとUSDCを承認済みの暗号資産に加えました。取り締まりにも積極的で、2025年3月にはOKXと9人のプロモーターを刑事告発し、その後、無認可の海外プラットフォーム5社を2025年6月28日から遮断すると発表しています。

取引所の実務

タイの認可取引所は独自に本人確認を行います。たとえばBitkubは、タイ国籍の人はタイのIDカードで、外国籍の居住者はパスポートと居住を示す書類で確認し、バーツの出金先は本人名義のタイの銀行口座に限られます。どの銘柄を上場するかも各取引所の判断で、IOSTに関しては選択肢が狭く、私たちが確認できた認可取引所のうちバーツ建てでIOSTを扱うのはBitkubだけでした。

SEC認可の取引所は7社

SECのライセンス照会ページには、デジタル資産取引所として認可された会社が7社掲載されています。WaanX(Waan Exchange)、Gulf Binance(Binance TH)、TDX(SETグループのThai Digital Assets Exchange)、Upbit Exchange(Thailand)、Z.comEX(GMO-Z.com Cryptonomics)、Bitkub Online、Orbix Tradeです。日本の読者には、社名にGMOの名を持つZ.comEXが含まれている点が目を引くかもしれません。このほかINVX、Bitazza、Coins THなどのブローカーやディーラーも多数ありますが、このページでは取引所に絞って話を進めます。

載っていると思われがちなのに、リストにない名前もあります。2025年にERXを引き継いで始まったKuCoin Thailandは、私たちが確認したSECのリストに掲載されておらず、公開APIを見てもバーツ建てペアは7つだけで、IOSTはありませんでした。登録簿に載るまでは認可業者として扱わないでください。Orbix、WaanX、TDX、Z.comEXについては公開されたマーケットデータが見つからず、IOSTを扱っているかどうか確認できませんでした。

タイで実際にIOSTが取引されている場所

APIにIOSTが表示される認可取引所は3社ありますが、実際に取引が動いている市場は2つだけです。各取引所のデータを直接確認した結果は次のとおりです。

タイ居住者が使えるIOSTの市場
取引所SECの扱いIOSTペア確認できたこと
Bitkub認可取引所IOST/THB2018年11月27日から稼働。バーツ建ての主要市場
Binance TH(Gulf Binance)認可取引所IOST/USDT稼働中。IOST/THBはなし
Upbit Thailand認可取引所BTC-IOST上場はしているが、確認時の取引額はゼロ
KuCoin ThailandSECリストに未掲載なしバーツ建て7ペア、IOSTなし
Orbix、WaanX、TDX、Z.comEX認可取引所不明公開マーケットデータなし
Bybit、OKX、CoinEx、XT.COM、1000X無認可遮断2025年6月28日からアクセス遮断

出典:各取引所のAPIとSECのライセンス照会。取扱銘柄は変わるため、入金前にアプリで確認してください。

Bitkubの市場の厚みはどの程度でしょうか。相対的に見ると、私たちが見つけた中では東南アジアで最大のIOST市場です。調査時点のスナップショットでは、IOST/THBの1日の売買代金はBinanceのグローバルなIOST/USDT市場のおよそ10分の1で、日本の円建てIOST市場1つと比べると約10倍の規模でした。つまり、CoincheckやOKJの板よりもずっと厚いということです。日常的な個人の注文には十分ですが、大口の注文を出せば価格は動きますし、CoinGeckoで確認した買値と売値の差(スプレッド)は1%を超えていました。最新のバーツ相場は下の換算ツールか、IOSTの価格ページで確認してください。

IOST換算ツール

ライブ
IOST

現在ライブレートを取得できないため、換算を一時停止しています。少し待ってから再度お試しください。

Upbit Thailandについても触れておきます。韓国ではUpbitが世界でも1、2を争うIOST市場を運営しており、ブランドとしての存在感は抜群です。ところがタイ法人が扱うのはBTC-IOSTだけで、確認時には取引がまったくなく、最終価格は1サトシでした。上場が残っているだけの休眠市場と考え、買う場所としては使わないほうがよいでしょう。韓国の取引量がなぜこれほど違うのかは、韓国のIOST事情で詳しく紹介しています。

トレードチャートが表示されたスマートフォンを持つ手。IOST/THBの板を確認するタイの投資家のイメージ

ほぼ一つの市場に集中

タイのIOST取引の大半は、バーツ建ての板一つに集まっています。わかりやすい反面、一つの取引所の手数料・スプレッド・出金ルールが、タイでのほぼすべての売買を左右するということでもあります。

BitkubとBinance TH、どちらを選ぶ?

どちらもタイ居住者が合法的に使える取引所で、どちらを使っても非課税措置の対象になります。違いは手順の数です。Bitkubならバーツで直接IOSTを買えます。Binance THではバーツで暗号資産を買い、その暗号資産でIOSTを買うため、スプレッドを1回ではなく2回負担することになります。すでにBinance THに暗号資産を持っている人や、価格を比べたい人にとっては、Binance THも十分に選択肢になります。

IOST/THB

Bitkub

ペア
IOST/THB(直接)
バーツからの取引回数
1回
取引手数料
メイカー・テイカーとも0.25%(報道ベース)
バーツ入金
PromptPayまたは銀行振込、無料
注意点
2021年のハッキングをめぐる2026年のSEC告発
VS
IOST/USDT

Binance TH

ペア
IOST/USDTのみ
バーツからの取引回数
2回(THB→暗号資産→IOST)
取引手数料
アプリで確認
バーツ入金
使い捨てQR、1回100バーツ〜400万バーツ
注意点
スプレッドを2回負担

手数料を具体的な数字で見てみましょう。たとえば2,000バーツ分のIOSTをBitkubで買う場合、報道ベースの手数料0.25%なら取引手数料は5バーツです。BitkubのIOST/THBペアの最小注文額は10バーツなので、ごく少額の最初の購入でも問題ありません。板の薄いペアでは、手数料よりもスプレッドのほうが見えにくいコストとして大きくなりがちです。できるだけ成行注文ではなく指値注文を使いましょう。他の国の取引所との比較はIOST取扱い取引所の比較にまとめています。

バーツでIOSTを買う手順

バーツで直接買えるルートはBitkubだけなので、以下はBitkubを前提にした流れです。Binance THでも考え方は同じで、暗号資産を挟む手順が一つ増えるだけです。国を問わない一般的な手順はIOSTの買い方をご覧ください。

  1. 口座を開設して本人確認

    タイ国籍の人はタイのIDカードを使い、NDIDまたはDip-Chipで確認します(セブン-イレブンでも可能)。外国籍の居住者は、パスポートに加えてピンク色の外国人IDカード、労働許可証、ノンイミグラントビザなどの居住書類を使います。駐在中の日本人もこちらに当たります。2025年1月1日以降に承認された口座は、追加の確認が終わるまで暗号資産の出金が保留されたため、すべての手順を早めに済ませておきましょう。

  2. バーツを入金

    PromptPayのQRコードか、KBank、SCB、Krungthai、Bangkok Bank、Krungsriなど本人名義のタイの銀行口座から振り込みます。Bitkubはバーツ入金に手数料をかけていません。

  3. IOST/THB市場で購入

    IOST/THBペアを開き、最良の売り注文に近い価格で指値注文を出します。薄い板では成行注文が直近価格より大きく高い値段で約定することがあるため、先に板を確認してください。

  4. 保管先を決める

    売買用の少額だけを取引所に残すか、自分のウォレットに出金します。選択肢はIOSTウォレットを参照してください。他の取引所にIOSTを送るときは、必ずメモを入力しましょう。

タイの取引所間でIOSTを動かす方法は、よく検索されるテーマです。特に多いのが「BitkubからBinanceへ」の送金です。いちばん大事なのはメモです。取引所はIOSTの入金用に一つの共有アカウントを使い、ユーザーをメモで見分けているため、メモなしで送ると取引所のアカウントに着金したまま行方不明になることがあります。メモの入れ忘れと対処法はIOSTの送金方法で解説しています。BitkubのIOST出金手数料と対応ネットワークは、ウェブサイト上でボット対策の向こう側にあり、私たちは確認できませんでした。送金前にアプリで確認してください。また、送る側・受け取る側の両方でIOSTの入出金が開いているかもチェックしましょう。2026年10月のv4.0.0ネットワークアップグレードの前後には、複数の取引所がIOSTの入出金を数日間停止しました。

税金:2025〜2029年のキャピタルゲイン非課税

2025年9月5日に官報で公布された省令第399号により、個人が暗号資産やデジタルトークンを売却して得た利益は個人所得税が免除されます。最大の条件は売却する場所で、SEC認可の取引所・ブローカー・ディーラーを通じた売却でなければなりません。対象期間は2025年1月1日から2029年12月31日までの譲渡です。

対象外になるケースも同じくらい重要です。海外や無認可のプラットフォーム、P2P取引、DeFiでの利益は対象にならず、免除されるのは個人だけで法人は含まれません。つまり、BitkubでIOSTを買い、後でBitkubでバーツに売り戻した場合の利益は非課税の範囲内です。同じIOSTを無認可の海外アプリで売れば対象外となり、通常の所得税のルールが適用されます。具体的な適用はタイ歳入局が判断します。日本の税制との比較は日本のIOST事情で触れています。このページは一般的な情報であり、税務助言ではありません。

BitkubとIOST 3.0エアドロップ

IOSTがBNBチェーン上のLayer 2であるIOST 3.0へ移行した際、17億560万IOSTのエアドロップのうち半分が取引所向けに割り当てられました。基準となったのは2025年3月15日のスナップショット(UTC 0時、日本時間9時)です。Bitkubはこれに参加しています。業界メディアが報じたBitkubの告知によると、スナップショット時点でBitkubに1,000 IOST以上を保有していたユーザーが配布を受けています。初回は4か月分がまとめて支払われ、その後は毎月の配布になりました。11回目は2026年5月27日、12回目は2026年6月30日と報じられています。日本のCoincheckが半年ごとに配布しているのとは対照的です。

実務上のポイントは二つあります。一つ目に、Bitkubでは申請は不要で、対象口座に取引所が自動で付与します。二つ目に、スナップショット後に買ったIOSTは対象外なので、エアドロップ目当てに今から買う理由にはなりません。Bitkubにはこうした配布の実績もあり、2021年にはIOST保有者向けのDonnie Finance(DON)エアドロップ第1弾にも対応しました。このときのスナップショットは2021年2月25日のタイ時間11時30分(日本時間13時30分)です。リンクやDMで「Bitkubの新しいIOSTエアドロップ」をうたうものは詐欺です。公式プログラムの仕組みはIOSTエアドロップのガイドで解説しています。

タイでIOSTが「เหรียญยาย(おばあちゃんコイン)」と呼ばれる理由

タイの暗号資産グループやYouTubeを少しのぞくと、IOSTがเหรียญยาย、つまり「おばあちゃんコイン」と呼ばれているのをすぐに目にします。เหรียญคุณยายと呼ばれることもあります。ほかにも「เหรียญขวัญใจมหาชน」、だいたい「みんなの人気者コイン」という意味の呼び名もあります。この愛称は実際に広く使われており、2022年のBlockditの投稿でもすでに登場しています。

ただ、由来ははっきりしません。私たちが見つけた説明は、タイの金融系アカウントStocker Dayが2024年4月に出したSNS投稿ひとつだけでした。チャートの動きが「スローライフ」で、ゆっくり上がっておばあちゃんのペースで下がる、という内容です。「誰のおばあちゃんでも買えるほど安いから」「タイの個人投資家が2018年の上場から持ち続けているから」といった説も出回っていますが、裏付けとなる情報源は見つかりませんでした。確かなのは歴史の長さで、IOST/THBは2018年11月からBitkubに上場している最初期のペアの一つです。IOSTのリッチリストには、bkiost0xという名前の大口アカウントがいくつかあり、おそらくBitkubのものと考えられますが、これは私たちの推測です。日本で「ガチホ」されてきたのと同じように、タイでも長く持たれてきたコインだということは言えそうです。プロジェクトそのものについてはIOSTとはをご覧ください。

海外アプリ、CEX.IO、そして「無認可」が意味すること

2025年6月28日、タイのデジタル経済社会省は、SECが無認可と指摘したBybit、OKX、CoinEx、XT.COM、1000Xへのアクセスを、テクノロジー犯罪に関する勅令に基づいて遮断し始めました。その後も事例は続き、2026年10月にはVcex.ioに対する告発もありました。Vcex.ioはCEX.IOとは別の会社なので、混同しないようにしてください。

2013年創業の老舗取引所であるCEX.IOは、遮断対象には含まれておらず、制度上はタイからの登録も受け付けています。ただしタイSECのライセンスは持っておらず、アジアのユーザーはネビスのCEX OVRS LLCと契約することになり、同社はアジアのどの国のライセンスも持っていません。タイ居住者にとっては二つの意味があります。そこでの取引は無認可の海外プラットフォームでの取引にあたり、そこで得た利益は2025〜2029年の非課税措置の対象になりません。さらにCEX.IOはIOSTを上場しておらず、PromptPayにも対応していません。入金はUSD・EUR・GBP建てのカードで、タイのカードは銀行のレートで両替されます。なお、CEX.IOは日本居住者を受け付けていません。

私たちのアドバイスはシンプルです。タイに住んでいるならBitkubかBinance THを使いましょう。日本に住んでいるなら、Coincheckなど金融庁登録の国内取引所が正解です。海外のカード購入ルートが役に立つのは、主にタイ・日本以外に住む人や、タイの銀行口座を持たない旅行者です。カードで暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所に移してから購入する、という流れになります。

タイ在住でないならまずは暗号資産を用意

CEX.IOはIOSTを上場していません。旅行者や海外在住の方は、そこでカードを使って暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所に送って交換できます。タイ在住の方はSEC認可の取引所を使いましょう。日本在住の方はCEX.IOを利用できません。

まずは暗号資産を用意

CEX.IOはタイ証券取引委員会(SEC)のライセンスを持っていません。Bitkubなど同委員会の認可取引所での売買はタイのキャピタルゲイン非課税措置の対象になり得ますが、それ以外は対象外です。

旅行者にはもう一つ、制度上の選択肢があります。2025年8月、財務省・SEC・タイ中央銀行は、18か月のサンドボックス「TouristDigiPay」を発表しました。外国人旅行者が認可事業者を通じて暗号資産をバーツに換え、加盟店でQRコード決済に使える仕組みで、現金の引き出しはできません。ただ、実際にどの程度運用されているのか、どの事業者が参加しているのかは確認できなかったため、利用する前に必ず確かめてください。

タイで気をつけたいリスク

取引所への集中。IOSTのバーツ市場はほぼBitkubだけなので、同社のガバナンスは重要です。2026年7月、SECがBitkub Onlineと元取締役2人を刑事告発したと報じられました。告発の内容は、2021年の純資本報告が約17億バーツの盗難を隠していたというものです。Bitkubは、共同創業者が盗まれた資産を補填し、顧客に損失は出ていないと説明しています。詳しくはBitkubのレビューで取り上げています。

偽のプロモーター。SECは無認可の取引所そのものだけでなく、それを宣伝する人物も摘発しています。FacebookグループやLINEのチャット、インフルエンサーが登録簿にないアプリを勧めてきたら、それは危険信号です。偽のIOSTエアドロップ、そっくりなBEP-20トークン、「サポート」を名乗るDMもよくある手口です。パターンはIOSTは危ない?のページにまとめています。

タイのIOST保有者を狙う暗号資産詐欺への警告サインを持ったおばけのイラストVcex.ioはCEX.IOとは別物。SECの登録簿を確認!

価格のリスク。愛称は冗談でも、チャートは冗談ではありません。IOSTは2018年1月の高値から99%以上下落しており、2026年に起きた急騰も数日で元に戻りました。それを前提に投資額を決め、値動きの要因はIOSTの将来性と価格予想で確認してください。タイと周辺国の比較はアジアのIOST市場マップで一覧でき、税の仕組みがまったく異なる市場の例としてはインドネシアのIOST事情が参考になります。

よくある質問

タイバーツでIOSTは買えますか?

買えます。Bitkubが2018年11月27日からIOST/THBの板取引を提供しており、私たちが確認できたバーツ建ての市場はここだけです。Binance THでバーツを暗号資産に替え、IOST/USDTで買う方法もあります。どちらもタイSECの認可を受けた取引所です。

Binance THでIOSTは取引できますか?

できますが、ペアはIOST/USDTのみです。IOST/THBはないため、バーツからはまず暗号資産を買い、その後IOSTを買う2段階になります。取引とスプレッドの負担も2回分かかります。

タイでIOSTの利益に税金はかかりますか?

個人が2025年1月1日から2029年12月31日までにSEC認可の取引所・ブローカー・ディーラー経由で暗号資産を売却した場合、省令第399号によりキャピタルゲインの個人所得税が免除されます。海外や無認可の取引所、P2P、DeFiでの利益は対象外です。一般的な情報であり、税務助言ではありません。

BitkubからBinanceへIOSTを送金するには?

受け取り側の取引所でIOSTの入金用アカウント名とメモをコピーし、Bitkubの出金画面に両方を正確に貼り付けます。最初は少額でテスト送金してください。メモがないと資金を失うおそれがあります。2026年10月のv4.0.0アップグレード前後には各取引所がIOSTの入出金を数日間停止したため、双方で入出金が再開しているかも確認しましょう。

BitkubはIOST 3.0のエアドロップを配布していますか?

報道されたBitkubの告知によると、配布しています。2025年3月15日のスナップショット時点でBitkubに1,000 IOST以上を保有していたユーザーに毎月配布され、12回目は2026年6月30日と報じられました。スナップショット後に買ったIOSTは対象外です。

タイからBybitやOKXを使うのは合法ですか?

合法ではありません。両社はタイSECの認可を受けておらず、当局は2025年6月28日からBybit、OKX、CoinEx、XT.COM、1000Xへのアクセスを遮断しました。無認可でデジタル資産事業を営むことは、デジタル資産事業に関する緊急勅令で刑事罰の対象です。

出典・参考資料

  1. タイSEC — 認可デジタル資産事業者の一覧 · 規制当局の登録簿
  2. タイ証券取引委員会(SEC) · 規制当局
  3. Bitkub API — 取引ペア一覧(IOST_THB) · 取引所API
  4. Binance TH API — 取引所情報(IOSTUSDT) · 取引所API
  5. Upbit Thailand API — マーケット一覧(BTC-IOST) · 取引所API
  6. Bitkub — 暗号資産の手数料表 · 取引所の手数料ページ
  7. Tilleke & Gibbins — タイの暗号資産キャピタルゲイン非課税 · 法律事務所による省令399号の解説
  8. IOST公式ドキュメント — IOST 3.0エアドロップ提案 · 公式ドキュメント
iost.asia

タイ以外にお住まいならまずは暗号資産から

海外在住の方は、老舗の取引所でカードを使って暗号資産を買い、IOSTを扱う取引所に移す方法があります。日本在住の方は金融庁登録の国内取引所を、タイ在住の方はSEC認可の取引所を使うのがいちばん確実です。

  • カードで暗号資産を購入
  • IOSTを扱う取引所でスワップ
  • 自分で管理するウォレットに保管
まずは暗号資産を用意

18歳以上。暗号資産は価格変動が大きく、投資助言ではありません。

CEX.IOはタイ証券取引委員会(SEC)のライセンスを持っていません。Bitkubなど同委員会の認可取引所での売買はタイのキャピタルゲイン非課税措置の対象になり得ますが、それ以外は対象外です。